ゲロゲロ、悪趣味&トホホのDVD
 というタイトルどおりの作品を今月発売予定の中からご紹介致します。嫌な予感のする方は、ここで読むのをお止め下さい。

スクワーム:Squirm(1976・米)
監督・脚本:ジェフ・リーバーマン
原作:リチャード・カーティス
出演:ジョン・スカーディノ 他
 タイトルどおり「ミミズ&ゴカイ」がたっぷり登場します。
 物語はある田舎町、ある原因から地中に生息しているはずのミミズやゴカイが大量発生し、水道管や下水から溢れ、家の中に侵入し、人間に襲いかかってくるという、ただそれだけの映画なんですが、これが想像を絶する圧倒的な質量で描写されています。
 水道の蛇口を捻ると水ではなく、ミミズがウネウネと出てきたり、トイレの下水管や壁の隙間から気持ちの悪い蠢きが侵入して来るのです。圧巻なのは、不気味な蠢動に誘われてドアを開けると、室内がミミズでビッシリ、忽ちドファ〜という感じで洪水のように室外に溢れ出てきたり、その中で溺れて埋没する人間が!
 公開当時の日本では麺類の売上げが減ったり、またテレビ放送された時には、あまりの気持ち悪さに放送局へ苦情の電話が殺到するという騒ぎになりました。おそらくアメリカやその他の諸外国でもそうだったに違いないと思われるほど、過激な気持ち悪さに満ちています。しかし、今はどうかなぁ〜、案外、おとなしい描写に感じるかもしれません。ということで、もう一度観たい方も必ずやいらっしゃると私は信じる迷作です。
 ●発売予定日:7月2日
 ●予価:4179円

地獄のモーテル:Motel Hell(1980・米)
監督:ケビン・コナー
出演:ロリー・カルホーン 他
 ノーテンキな兄妹が経営するモーテルで出されるバカ美味のベーコン、実はその原料は……。もうこの先は言わずもがなだと思います。宿泊客になったつもりでご覧下さい。この手の作品は素直に楽しむが一番だと思います。
 それと私の拙い記憶では、「アメリカン・グラフティ」にも登場した高名なDJのウルフマン・ジャックが出演していたような……。
 ●発売予定日:7月2日
 ●予価:4179円

ピンクフラミンゴ:Pink Flamingos(1972・米)
監督・脚本・撮影&金集め:ジョン・ウォーターズ
出演:ディヴァイン、ミンク・ストール 他
 これぞイノセントな悪趣味映画の決定版です。
 物語は登場人物が悪趣味・俗悪を競い合うという、これも、ただそれだけの映画ですが、その内容が完全に常軌を逸するものになっているのです。
 例えば生まれたばかり赤ん坊の即売、床や家具や犬の糞の嘗め尽くし、人肉嗜好、エロ踊り、卵を食いながら寝てばかりいる女、痴漢、ハレンチ、アヌス嗜好、ニワトリに見つめられながらのセックス等々、とても書ききれません。もちろん成人指定です。
 当然描写は辛辣&グロテスクなので、私が観た自主上映でもボカシがいっぱい入っていました。しかし、このエログロの極北にある作品は無性に笑いを誘います。心から無邪気に笑ってしまうのです。そして後のインディーズや学生映画に与えた影響は計り知れないものがあります。
 しかも今回のDVD化では17の未公開シーン&監督の談話が付く予定です。
 ●発売予定日:7月23日
 ●予価:3990円

マックィーンの絶対の危機:The Blob(1958・米)
監督:アービン・イーワースJr.
出演:スティーブ・マックィーン 他
 若き日のスティーブ・マックィーンが熱演するB級SFで、副題を「人食いアメーバーの恐怖」として、テレビの洋画劇場でも一昔前は定番だった作品です。
 物語はある田舎町を舞台に、宇宙からやって来たと思しき怪物が人類を恐怖に陥れるという展開ですが、その肝心の怪物が大きくてブヨブヨしているだけなのでトホホ感が先立ちます。しかしスリルの組立て方が王道をハズしていないので、なんか憎めません。そういえば後にリメイク版も公開されたほどですから、やはり名作なのでしょう……。如何にも1950年代という雰囲気が横溢しているところも、楽しみのひとつです。
 ●発売予定日:7月24日
 ●予価:3990円

(2004.07.02 敬称略・続く)

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