花と蛇2への道

第1回


 いろいろとあった2004年、その中でも特に印象的だったのが、杉本彩主演による東映版「花と蛇」の大ヒットだというのが、私の素直な気持ちです。なにしろ興行収入が1億5千万円、DVDが10万本突破の売上げだったのいうのですから! もちろん、その内容については賛否両論あったわけですが、それでも続篇の製作が決定したことは、喜ばしいことです。

 で、今回から、その続篇「花と蛇2」に関して、いろいろな情報をリアルタイムで纏めていこうと思います。

 まず、タイトルが現段階では「花と蛇2:パリ/静子」、監督は前作と同じ石井隆、主演は杉本彩で、共演に宍戸錠遠藤憲一が起用されているようです。そして今回はタイトルどおり、パリでのロケを敢行、それは昨年11月12日からスタートし、18日に帰国、その後は、国内で製作を続行し、12月には撮影が終了されたとのことです。そしてそれに合わせて、マスコミでは関連情報や杉本彩のコメントが流されるようになりました。まず物語の内容は――

 杉本彩=遠山静子(35歳)は夫で美術評論家の宍戸錠=遠山隆義(70歳)と二人暮し、当然セックスレスになっていますが、杉本彩は貞淑な若妻という設定です。しかし宍戸錠が後援している若い画家=遠藤憲一と彼女が恋仲になり、おまけに彼女をモデルにしたSM画が描かれたことから、杉本彩は罠に落とされます。そして古城で行われた非合法の絵画オークションに集った客の前で様々な責めを受け、その中でマゾに目覚めた彼女が、夫の要求に全身全霊で応えようとするのですが……。

 という展開だそうで、なんだっ! 結局、またしても原作に忠実では無いのかっ! という怒りも噴出してまいりますが、石井監督は前作の二番煎じにならないように脚本作りに腐心し、肝心の見せ場としては春画をもとにした「柱剥き海老」や「女囚串刺し磔」、定番の「浣腸」や「剃毛」、そして「オナニー強要」等々が用意されているようです。もちろん石井監督お得意の長回し=1カットを長時間撮影する手法が用いられているので、杉本彩の言によれば「男女の情愛がより深く描かれ、大人の女が持っている本来の欲望が繊細なタッチで描写されていると思う」とのことです。

 このあたりの彼女の発言は、他にも週刊誌やスポーツ紙にいろいろと掲載されましたが、中には個人的に激怒を誘発されるものもありました。まあ、それだけ彼女のプロモーションが上手いということなんでしょうが――

「私以上にすべてを晒している女優は他にいないでしょう。女優として究極のことをやっていると思います(週刊現代2005.1/8-15号より)」

 確かに現在のAV女優以外ではそうかもしれません。前作での責めの場面における体を張った部分を、私は評価しています。しかし、年季の入った愛好者は谷ナオミを筆頭にした大勢の女優さんの、往年の名演技を知っています。肉体に対するハードな部分を内面的にどう表現してくれるかが、ファンのお目当てなのです。そのあたりを彼女は――

「前作では徹底的に肉体をいたぶられました。(中略)でも、わたしはマゾだから、追い詰められることに幸せを感じる。撮影中に監督からキツい要求をされると、生きている、という実感が得られるんです(週刊現代2005.1/8-15号より)」
「今回は、もっとじわじわと耐えていかなければならない、精神的な苦しみがテーマとしてありました。(中略)悲しみ、苦痛、悦びが交じり合った感情を演じるのは本当に難しかった(週刊現代2005.1/8-15号より)」

――と、告白されています。

 さて、今回の続篇の内容については関係者に緘口令が徹底しているとのことで、お目当ての部分については憶測記事しか出ておりませんが、どうやら杉本彩は前作同様、体当たりでかなりハードなシーンを、きちんと演じているようです。例えば――

「オナニーシーンにしてもヤラセは認めない。杉本さんが本気で "達する" まで、延々とカメラを回し続けたと聞いています(映画評論家の秋元鉄次・談/週刊ポスト2005.1/14・21号より)」

 さらに杉本彩と遠藤憲一が演じるクライマックスシーンでは――

「石井監督が "スタジオ内で撮影できるシーンじゃない、ここでは役者の気分も乗らないだろうし、雰囲気も出ない" といい、急遽、都内のシティホテルを押さえたんです(製作関係者・談/週刊ポスト2005.1/14・21号より)」

 というようなかなり危ない証言まで出ています。つまり日本映画では禁断と言われて久しいハードコアなのか……?! まあ、このあたりは煽りの発言として、話半分の世界ではありますが、肝心の原作者である団鬼六は――

私も監督から、"前作以上にすごい作品になっている" と聞きました。関係者からは "映倫との攻防が大変になりそうだ" とも聞いています(週刊ポスト2005.1/14・21号より)」と明かされたとか……。

 そして気になるそのあたりについての杉本彩の発言は――

「セックスシーンを演じる時は、かつての実体験からヒントを得るんです。(中略)そして、いい演技をするために、自分を徹底的に追い込みました。おかげで非常にエロティックな映画に仕上がったと思います(週刊現代2005.1/8-15号より)」

 さらに彼女はそのシーンについて石井監督から「芝居を超越した芝居をしてほしい」と言われたと……。

 うむうむ、ここまで自意識過剰気味の発言をしてしまった杉本彩は、「花と蛇2」の出来について絶対の自信があるんでしょうねぇ、いや、こちらはそう思いたいですよ。

 ということで、ここまでに公開されている映像スチールは、「週刊現代2005.1/8-15号」に独占袋とじカラー8頁の中の9カットが最もまとまったものだと思います。それは乳も撓むほどの縄姿オナニー・シーン猿轡檻の中での大股開き、そして股縄風に締上げられる褌姿等々、なかなかこちらのツボを刺激してくるものでした。ここで画像を掲載出来ないのが残念です。そして意外だったのが、「パリ」をウリにしていながら、ここで見ることが出来たスチールには和風の色が強く出ていることでした。それゆえ私は、少しばかり期待度が高まっております。

 もちろん、すっかりお馴染みになった彼女の陥没乳首も拝めます。あぁ、摘み出して嬲りたい……。

(2005.02.19 敬称略・続く)