ネット配信版「花と蛇」緊急レポート

第7回


 次週公開とされていながら、すでに金曜日の今日、更新されていました。嬉しい誤算というか、座敷猫様から情報をいただいて早速観てまいりましたが、前回の予告通り2本立てとはいうものの、その内の1本はリハーサルというか、準備段階のメイキング物でした。で、肝心の内容は――


緋縮緬博徒ショー3/水平両脚吊り拷問(Aカメラ)

 約6分半程映像で、まず全身に刺青を施された杉本彩が鬼源=有末剛の見事な縄捌きで縛られ、吊るされていきます。いささか本篇のネタばらしになりますが、ここは彼女が演じさせられているショーの一場面ということなので、こういう展開でもやや従順な彼女の態度が、個人的には減点です。シチュエーション的には、イカサマを暴かれた女賭博師がヤクザから拷問を受けているというものなんでしょうが、「お願いっ、やめて! 嫌ぁぁっ」というような台詞も無く、ただ呻いているだけの杉本彩というのは、やや残念です。嫌がりの演技をもっと期待してしまうのは、私だけでしょうか……?

 とは言うものの、やはり縛り〜責めが進行していくうちに、つい惹き込まれてしまうのは、石井隆監督の演出の冴え・絵作りの上手さでしょうか、杉本彩の赤い腰巻と白いサラシのコントラスト、鬼源のエグイ縄の使い方等々が強烈です。

 その縛りですが、最初は上半身を縛られ、片足だけを吊るされて、大開脚で秘部をさらす格好にさせられている杉本彩、そして彼女を嬲る鬼源という責めですが、ここは角度的に彼女の秘部の茂みもはっきり拝める美味しい演出になっています。

 しかも彼女が強情にも白状しないために責めが苛烈になり、彼女の白いサラシが解かれるときつい縛りで撓んだ乳が露出、それを鬼源がギュウっと揉みこんでいきます。もちろん彼女の苦悶と愉悦の狭間の表情もたっぷりと味わえるカメラワークになっております。

 そしてついにもう一方の足も吊るされることになり、ここでタイトル通りの水平吊りの拷問! 続く尻打ちはややソフトですが、それでも容赦ない責めが峻烈で、流石の杉本彩も芝居を越えた部分で悶絶してしまいます。実際ここはかなりハードな部分が要求されているはずで、既に発売されていてるメイキング作品「官能遊戯」では真剣なリハーサルの様子を観ることが出来ます。

 ネット版の映像は例によってAカメラだけの編集無しのものですから、ややアクセントが足りないという雰囲気ですが、これが本篇では、巧みな編集によってなかなか良い場面になっておりますので、未見の方はご期待下さい。一幅の絵を心がけているかのような石井隆監督の劇画調の演出が、良い方向に作用していたと思います。


緋縮緬博徒ショー3/磔処刑・静子張り付け(Aカメラ)

 こちらが冒頭で既に述べたオフ・ショットで約4分程の映像です。場面はスタジオの床に置かれている十字架に杉本彩が寝かされ、縄で張り付けられていく様子がじっくりと映し出されておりますが、彼女の呻き声や台詞もほとんど無く、物足りません。

 しかし、彼女はもちろんオールヌードであり、下半身の方から全身を撮影しているので、アンダーヘアはモロ見えなのが唯一のサービスでしょうか……。彼女の場合、そこもしっかり手入しているので、流石にクレパスの部分には最小限のボカシが入れてあります。ですからここの見所は、仰向けに寝かされて盛上がるデルタというか、所謂ドテのふくらみだと、私は思います。これがなかなかスケベ心を刺激してくれます。

 あと、杉本彩の乳ですが、細身のわりに質量感があって柔らかそうです。仰向け状態で外側に流れるように垂れているところにグッときたりします。

 また配信サイトで付けられているキャプションのように、禁断のスタジオを覗き見してるかのような感覚が味わえないこともありません。


 ということで、今回はやや賛否両論分かれる配信かもしれません。個人的にはSM物の場合、被虐のヒロインの抵抗〜屈服という王道の場面が好きなので、いくら美しい絵作りになっていてもショーの部分だけでは物足りません。杉本彩の型にはまった画一的なリアクションも少しばかり飽きがくるところです。ただし劇場版本篇ではそのあたりを上手く編集でバランスをとってありますので、やはり惹き込まれてしまうのですが……。

 等と、やや否定的な事を書いてしまいましたが、やはり杉本彩の頑張りは本物だと思います。今回の配信を観て、その部分をあらためて感じました。また石井隆監督の粘っこい演出も相変わらずで、ギリギリのところまで杉本彩を追い込んでいく情熱が感じられました。

 さて次回配信予定は「T字丸太晒し拷問」「磔三人処刑」の2本、お楽しみはまだまだ続きますし、更新日が早まる可能性もあるので油断出来ません。座敷猫様、ありがとうございます。

(2004.04.16 敬称略・続く)