ネット配信版「花と蛇2」緊急レポート

第4回


 「花と蛇2」を劇場で観ましたが、エロ映画としては素晴らしい出来だと思いました。しかし、正直言うと、SM物としては、どこか物足りないというか、私のようなオールドウェイブな人間には、いまひとつ馴染めないものがありました。また、劇中でいろいろな責めを見せようとするあまり、それがどうも即物的になってしまったような気も致します。

 しかし出演女優さんの頑張り、スタッフの意気ごみは本物です。これは完成作品の随所で、はっきりとこちらの伝わってきます。もちろんそれを凝縮した、ネット配信の「お宝映像」に、尚更、顕著です。

 で、今回の配信は――


#10 赤褌緊縛逆さ冨士 静子と亮輔(13分13秒)

 上半身に縄をかけられた杉本彩が、ベッドに転がされています。そして側にいる遠藤憲一がポケットから赤褌を出して、彼女に締め込んでいき、「似合うじゃねぇかよぉ」と言葉でなぶりつつ、股間に当てられた赤い布を直していくあたりで、目が離せなくなります。

 そして次に両脚に縄をかけ、強制的に大股開きを作り出し、さらに彼女を海老に丸めていくのです。この時の彼女の両脚は完全に180度を越えており、辛うじて赤褌で隠された秘部の膨らみ、クイコミが大いに気になります。

 しかも遠藤憲一の責めは終わらず、そのまんま、海老状態の杉本彩をさらに丸めて、ついには秘部が上に来て、両足が山の稜線に見えるという、タイトルどおりの逆さ冨士状態です。このあたりは、私の稚拙な文章では表現しきれませんので、皆様、各々が実践・想像なさると、ご理解いただけると思いますが、とにかく実際の映像をご覧になれば、その素晴らしく猥褻な霊峰に感謝感激のはずです。

 ここは当然、赤褌の肝心な部分がズレこんでいたらしく、部分的にボカシが入りますが、なんと遠藤憲一はそれを丁寧に直していくのですから、羨ましいかぎりです。そして縄で撓んでいる彼女の乳までも、嬉々として揉みはじめるのです。

 この時の彼女の「……おねがい……、……許して……」の泣き声にはグッときます。

 しかし、ここで止めるバカはいません。ついには彼女の赤褌の中へ、指が入り込んでいくのです。しかも、両側、前後と2本も入れられていくのですから、エグミが強くなります。杉本彩もなんとか声を出すまいと必死の演技、というか演技か本気か分からないように見えます。その上、とうとう口の中に指をいれられ、涎ダラダラの責めになるのですから、石井隆監督の演出も容赦無い限りです。

 当然ながら、このシーンは数テイク重ねられているので、このネット配信映像では、そうした素材を上手く編集してあり、映画本篇よりも見応えがあります。場面の照明は暗くしてありますが、そのライトの具合が臨場感満点で、撮影現場の雑然とした熱気と相まって、なかなか迫力があるのです。

 肝心の杉本彩と遠藤憲一の演技も手抜きが無く、最後には両脚の縄を解かれた彼女に遠藤憲一が欲望を爆発させようと迫ったところでカットになりますが、そこでの杉本彩は完全に放心状態に見えます。それほどハードな演出になっているのです。


#11 剥き海老転がし 鬼源版 PART-2(10分43秒)

 オークション会場で有末剛に縛り上げられていく杉本彩がじっくり拝めます。まず上半身からギリギリと縄がかけられていく様は、彼女の哀切の表情とリアクションがグッときます。しかし最初から諦めていて抵抗が見られないのが残念……。

 後半は、いよいよ下半身を縄責め、胡坐縛りから海老に転がされ、秘部を刺激される杉本彩は、必死で声を抑えている演技が冴えています。しかし強調されるべき褌越しの秘部の盛り上がりが、照明で意図的にハイキー調にされ、つまり白く飛ばされているのが物足りません。何しろそこには有末剛の指が潜り込んでいくのですから!

 この映像はクレーンカメラから俯瞰撮影したものと、手持ちカメラで普通の目線から撮られたものの両方を観ることが出来ますが、最終的には彼女の褌も外されてしまう展開なので、オーション参加客をやっているエキストラと周辺スタッフには、秘部が丸見え状態という、石井監督の容赦の無い演出が味わえます。


#12 ぶっちがい PART-2 携帯便器(10分04秒)

 前回のぶっちがいの図の続きということで、褌着用、排便スタイルにしゃがまされた杉本彩が、竹竿と縄で強引に縛られています。竹竿を×形して首と両脚に組込んで縛ってあるので、彼女が両脚を閉じようすると首が絞まるという、惨い仕掛けです。

 しかも状況として、彼女には大量の水が飲まされているので、尿意に苦しむというお約束の場面で、有末剛はますます縄をきつく締上げていくのです。もちろん彼女は苦悶の表情ですが、猿轡までがっちりと咬ませてあるので、呻き声と哀切の表情、特に目線での苦しみの表現が抜群です。このあたりは彼女の演技力の進歩ではないでしょうか。

 で、そのまま下腹部を執拗に揉まれた彼女は、当然、我慢出来ず、という展開へ♪ ここではその刹那の表情がなかなか上手く撮られていますし、演出的にはじわっ、と褌に滲んで漏れてきたおしっこの流れも臨場感があります。さらにその瞬間に褌を外され、携帯便器を秘部に当てられて放尿する杉本彩! ここは盛大な水流での放尿が良いような気も致しますが、賛否両論でしょう。携帯便器のためにおしっこそのものの流れは見えないのですが、そんなものを男によって股間に当てられているという屈辱と羞恥を、杉本彩はかなり本気度が高い演技で見せてくれます。

 そしてようやく撮影が終了した時、彼女はぐったり……。その肉体には縄目の痕がくっきりと残っているのでした。ここはメイキング・カメラ中心の映像で、スタッフの動き等も入っているので、臨場感満点で非常にリアルな楽しみ方が出来ます。


#13 小夜子 / バスタブファック VS 貴子 / 剃毛とファッキングマシーン(11分59秒)

 前半は遠藤憲一と不二子がバスタブの中で絡むシーンの未公開映像です。それは全裸の彼女が背後から遠藤憲一の首に足を絡ませるところからスタートしますが、ここはアンダーヘアが見えすぎるというのでカットされたとか……。そして続いてバスタブの中で2人が重なり合い、不二子の一方的なキスと激しい腰使いが楽しめます。

 この2人は劇中では兄妹になっているので、これは近親相姦そのものなわけで、それゆえに使えなかったらしいのですが、遠藤憲一は完全に無表情&無感動を貫いています。これは杉本彩=静子に心を奪われているからで、そこに嫉妬した不二子の歪んだ兄弟愛と見るか、淫乱女の狂喜の沙汰なのか、あるいは倒錯の快楽なのか、かなり濃密な場面です。

 ちなみにこの作品で登場した小夜子は、私の周辺では不評です。それは原作の小夜子とあまりにも違いすぎる、冒涜だっ! とするところですが、今回の「花と蛇」そのものが原作から大きく遊離しているのですから、演じる不二子を責めるわけにはいきません。私は、この不二子という女優さんは不思議なアクの強さがあって、要注意だと思っています。服を着ているときは、その面立ちとともにロリ風味が強いのですが、ひとたびヌードになると、以外に質量感が感じられる美乳、ボディラインも今後が楽しみという、発展途上の肉体が美味しそうです。冒頭にはそのあたりが楽しめる、彼女が衣服を脱ぎ、下着を外すシーンもあります♪

 さて、後半は、オークションにかけられる女・貴子を演じている荒井美恵子が登場、吊るしの磔から有末剛に縄をかけられ、電気カミソリで悪戯されます。それは腋の下、乳、乳首あたりを電動バイブレーターの如く電気カミソリで刺激されていくのです。ここでの彼女の嫌がりは、やや大袈裟な気も致しますし、それならば、縄をかけられるところで、もっと抵抗しなければおかしいのですが、まあ、合格です。

 で、肝心の剃毛は、カメラテスト映像を経て本番へ移行すると、実際に剃られているようです。しかし古くからの愛好者としては、シャボンにカミソリでやってもらいたいですねぇ、そこが減点です。

 しかし次の巨大ペニス・マシンによる責めは、彼女が足をバタバタさせて抵抗したり、泣き叫びも本気度が高くて、なかなか見せてくれます。そこに至るまでの縄もギリギリ絞められていますし、股縄の具合もかなり良さそうです。そして何よりも、その度に揺れる巨乳から目が離せません。


 ということで、今回はテンコ盛りの見応え充分です。しかし、どこかしら、今回の「花と蛇2」は盛り上がりがイマイチという雰囲気が感じられます。私が劇場で観た時も、客の入りは半分位でした。杉本彩に対する責めも、まだまだ、浣腸、山芋、剃毛、腋毛剃り、引き回し、野外での逆さ吊り等々、いくらでも残っていますので、ぜひとも次を製作して欲しいものです。

(2005.06.15 敬称略・続く)