ネット配信版「花と蛇」緊急レポート

最終回


 3月から開始されたネット版「花と蛇」も今回が最終プログラムとなりました。今月はいささかネタ切れというか、メイキング物ばかりでしたが、さて今回は――


静子、放尿を承諾する−1/メイキング・カメラ

 両手を竿にロープで固定され、両足を抱えられてM字開脚にされている杉本彩が身につけているのは紫の褌ひとつという状況からスタートします。

 まず現場の段取りがいろいろとあって、映像はその合間に彼女の秘部〜顔のアップと動きます。そして芝居の部分は、バレリーナの扮装をした変態男が、その褌を外すというもので、当然、彼女のアンダーヘア&クレパスは丸見え状態となります。もちろんここは微妙なボカシを入れてありますが、その雰囲気は間違いなく伝わってくる映像です。配信時間は1分強でした。


静子、放尿を承諾する−2/メイキング・カメラ

 これもメイキングカメラ映像で、前述した場面の続きというところでしょうか、本番前の段取りやメイクの直し、スタッフの動き等々が映し出されていきます。

 杉本彩については秘部〜顔の表情の変化をアップで追いかけていますが、ここでの顔のアップは本篇カメラよりも迫力があり、迫真で訴えかけてくるものがあると思います。

 また本篇映像は細かいカット割りがあって、メイキング映像には、その合間の彼女の仕草や周りのスタッフの状況等々、マニアには興味深いところが映し出されていきますが、4分半ほどの配信時間が、やや散漫な雰囲気です。


放尿前の儀式/メイキング・カメラ

 ここも縛られ、吊るされながらM字開脚にされている杉本彩を、本篇映像とは別角度で楽しめます。ちなみにここで男根仮面をつけて演技している2人は、元小人レスラーです。

 配信時間は2分強で、相変わらず細かいカット割りになっていますが、ここでの見所は本番合間の杉本彩の自然体の部分で、縛られた映画スターというような風情が強烈に漂います。オールヌードで縛られ、足を摺りあわせるような仕草が一瞬あり、グッときたのです。この路線でSM物が出来ないものかと、私には思わずこみあげるものがありました。

 あと、彼女の超開脚ポーズを本篇カメラが下から狙うカットは、表情を撮影しているとキャプションにありましたが、メイキングカメラではその状況がどう見ても秘部狙いとしか思えませんでした。もちろん前バリは無いのですから。


ノーカット放尿シーン

 本篇にあった責めのひとつ、放尿場面の未編集映像で、配信時間は1分強です。もちろん本番映像で、演出もじっくりと煮詰められたのでしょうが、肝心の杉本彩の演技が一本調子で物足りません。たっぷりと利尿剤を飲まされ、苦しんでいる雰囲気が伝わってこないのです。また、最後の瞬間の羞恥心と開放感の狭間に揺れるという、愛好者にはお目当ての部分が、キツイ言い方になりますが、全くダメです。

 彼女も懸命の演技なのでしょうが、一番呆れたのは、最後の瞬間の演技・表情を見せる前に、水流が迸っていることです。このズレは、私には完全に???です。もっともここは、本篇では巧みな編集でカバーしてあるのですが……。


 ということで、最後のプログラムはそれなりに見所がありました。7月中に会員になればこれまでの映像も8月いっぱい見ることが出来るので、なんだかんだ言いながら、私は楽しんでしまうでしょう。

 さて、こうしてグタグタと生意気を書き連ねてまいりましたが、このレポートも今回で終了致します。東映版「花と蛇」は昨年秋から話題になりっぱなしで、いろいろと新しい試みもあり、特にこのネット配信は画期的なことだったと思います。そして作品の大ヒットとともに、素直に喜びたいと思います。

 この連載も個人的には熱が入りました。やはり私は「花と蛇」に弱いようです。そして今回の東映版については、このレポートと関連づけて、近々纏める予定です。

 長い間ありがとうございました。あらためら御礼申し上げます。

(2004.07.22 敬称略・了)