ラクエル・ウェルチの女ガンマン、ついにDVD化!
 お待たせしました! 「浪漫活劇文庫・創刊号」に掲載された拙稿「銀幕荒野のラクエル・ウェルチ」でご紹介した「女ガンマン・皆殺しのメロディ」が、この度めでたくDVD化されることになりました。
 ラクエル・ウェルチといえば、20世紀最高のグラマーと賞賛されたセクシー女優で、特に「恐竜百万年(1966・英)」や「セメントの女(1968・米)」等々でのフェロモン過剰な演技は有名です。そして、その彼女の人気絶頂時に製作・公開されたのがこの主演作です。その内容・見所は――
女ガンマン・皆殺しのメロディ:Hannie Caulder(1971・英)
監督:バート・ケネディ
出演:ラクエル・ウェルチ、アーネスト・ボーグナイン、クリストファー・リー 他
 タイトルどおり西部劇です。物語は夫を殺され、家を焼かれて何もかも失ったラクエル・ウェルチの復讐劇で、なかなか渋い名優達が脇を固めておりますが、観ている方はどうしても彼女の豊満な肢体とセクシーな演技に目が行ってしまいます。もちろん製作者側もその点は充分に心得ていて、美味しい場面がちゃんと用意されているのですから、これは思うツボというわけですが……。
 で、その見所は、まず農場の主婦として働く彼女の服装が、いかにも巨乳を強調した着こなしになっていることで、これではその家へ侵入してきた悪漢達にレイプされても仕方がないと思えるほどです。ただしこの場面は成人映画ではありませんから、過剰な期待は禁物です。しかし、その直後、火を放たれた家の中から全裸に毛布一枚を纏っただけの姿で脱出して来る彼女、さらに何もかも失ってうなだれる彼女にはグッときます。そして彼女は唯一残された財産である毛布に穴を穿ち、ポンチョにして荒野に旅立つというのが発端です。
 物語はこの後、潔癖な賞金稼ぎとの出会い、さらに善良な鍛冶屋の協力等々、あまりにも不自然な人物に助けられた彼女が本懐を果たすという勧善懲悪な展開ですが、それもまあ、彼女の魅力に負けた男達のイノセントな気持ちの表れと、素直に解釈して楽しみましょう。そう思って観ていると、ここからのサービスカットである彼女の入浴シーン尻の食い込みも露わなピタパン姿巨乳を揺すりながらのガンファイト等々を気楽に楽しめます。
 ただし、今回画像で紹介したような場面は本篇には無いので、過剰な期待は大禁物です。こういう事は、当時の映画興行では当たり前のような宣伝で、美味しいスチールに誘われて本篇を観てみると、お目当ての場面が無いというのは、詐欺ギリギリのお約束なのでした。そのあたりのお楽しみは、今回のDVDのオマケ映像に含まれているものと推察しております。その仕様は次のとおりです――

 ●発売予定日:9月3日
 ●予価:3990円
 ●特典映像:ラクエル・ウェルチ美麗スチール集(8枚予定)
 ●封入特典:オリジナル・チャプター・カード

 というこの作品、実は当時、日本では未公開でした。しかしテレビの洋画劇場ではしっかりと放映され、それ以来、事ある毎に語り継がれてきた人気作なのでした。また海外版のビデオは隠れたベストセラーでもあったようです。全体的な出来としては、後半がやや予定調和という雰囲気でダレますが、こういうお約束の展開に身を任せてホッとするのも、現代ではまた楽しいと思います。
 それと彼女の出演した西部劇では超問題作となっている「百挺のライフル(1968・米)」のDVD化も実現して欲しいところです。これは彼女の主演作ではありませんが、荒野の中のシャワー・シーン、そしてハリウッド史上初と思われる黒人男と白人女の濡場という禁断の名場面があるのです。
 そのあたりの詳しい内容、及び彼女については「浪漫活劇文庫・創刊号」で書かせていただきました。ただし、それは現在は申し訳なくも絶版状態……。しかし何かの機会にご一読いただければ幸いでございます。

(2004.07.14 敬称略・続く)

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