プレイガ〜ル「Premium Collection Box」の世界


 昭和40年代後半のテレビ番組で、私の最高にワクワクさせてくれたドラマが「プレイガール」でした。

 「プレイガール」は昭和44(1969)年4月から昭和49(1974)年9月まで、東京12ch(現・テレビ東京)で毎週放送されていた女探偵を主人公にしたアクションドラマで、製作は東映でしたので、俳優陣もなかなか豪華でした。加えてストーリーの企画や展開上手さがあるうえに、エピソードによっては小沢茂弘、内藤誠等、当時の東映のバリバリのエース監督が演出を手がけたものもある充実ぶりでした。

 しかし、一番のウリというか視聴者のお目当ては、主役を演じる彼女たちのお色気場面でした。ミニスカ全盛期に豪華でお洒落な衣装を纏った彼女たちがアクション場面で見せてくれるお約束のパンチラや水着姿、時には下着姿で縛られたり、リンチを受けたりするという、堪えられない見せ場が毎週ありました。

 したがって視聴率も常時10%以上という大ヒットとなり、約5年半の間に全287話が放映されました。その間、「プレイガール」のメンバーたちにも出入りがありましたが、全部で18名が公式メンバーとして認知されております。その構成は次のとおり――

 戸川昌子(役:天戸昌子、通称:マダム、おっ母さん)
 沢たまき(役:沢村たまき、通称:オネエ)
 緑魔子(役:一條マコ)
 應蘭芳(役:蘭芳)
 桑原幸子(役:原幸子、通称:ユッコ)
 真理明美(役:星明美)
 八代万智子(役:五代万智子)
 范文雀(役:ユーミン・ダロワ)
 高毬子(役:庭ルナ子)
 浜かおる(役:古城かおる)
 大信田礼子(役:太田礼子)
 西尾三枝子(役:山尾三枝子)
 片山由美子(役:片岡由美子)
 深田ミミ(役:田村ミミ)
 大田きよみ(役:一条きよみ)
 渡辺やよい(役:田辺やよい)
 宮園純子(役:宮野純子)
 八並映子(役:三波映子)
 ひし美ゆり子(役:菱田ゆり子)
 東三千(役:東田みち子)
 大堀早苗(役:小堀早苗)
 夏樹レナ(役:夏井レナ)

 以上が美女たちがドラマの中で所属しているのが「プレイガール」という組織で、元々は戸川昌子=天戸昌子が国際秘密保険調査員のグループとして組織したものという設定になっておりました。それが回を重ねるにつれて様々な事件を解決する探偵事務所に変化していったわけですが、見ている側は、少なくとも私はそのあたりには全く拘っていませんでした。つまりそんな細かいことよりも、彼女たちがワクワクドキドキの物語の中で溌剌として活躍し、美味しいサービス場面を見せてくれれば、それで良かったのでした。

 このように「プレイガール」は大変な人気番組で、本放送終了後も再放送が度々あり、また続篇というか亜流というような「プレイガールQ」というドラマが作られたりもしました。そして今回、ようやく待望のDVD化となりました。

 それが東映から発売された「プレイガール Premium Collection Box」と題されたセットです。

 内容はDVDが4枚におまけとして未発表音源である「Play girl forever」というCDが付いております。もちろん残念ながら全話収録ではありませんが、各メンバー初登場篇に初回と最終回の全16話を収録、さらに映像特典として出演メンバーのトーク、プロフィール映像が付いており、付属解説書は24頁あります。その解説書の中では日本のハードボイルド作家である大沢在昌が「テレビの前でズボンの前をゆるめ」放送を待っていたと書いている一節が、非常に核心を突いていて、流石と思わされました。

 ということで、早速中身を鑑賞していきたいと思います。物語解説や各メンバー、出演者のプロフィール等もその中で詳しく取り上げますのでよろしくお願い致します。

(2003.08.07 敬称略・続く)