プレイガ〜ル「Premium Collection Box」の世界

2

 今回のDVD復刻は歴代レギュラー・メンバーの初登場篇収録というところがミソになっております。したがって必然的に物語の中心となるゲスト・ヒロインが新メンバーとしてレギュラー入りしていくオチに繋がります。で、disc-1収録2つ目のエピソードには八代万智子が登場、その彼女のプロフィールは――

八代万智子(やしろまちこ)役名:五代万智子(通称:マチコ)
 彼女もまた東映のスター候補生として昭和34年にデビューしましたが、東映はギャング物や任侠物という男性アクション作品をメインに製作していたので、その彩として脇役での出番ばかりでした。そのため昭和39年からテレビを中心に活動、「プレイガール」のレギュラーとしては第4話から最終話まで登場しました。その間、劇場用作品として「現代女胴師(昭和45年・東映)」という女賭博師物の主演作も残しておりますが、個人的にはその他に「日本暴力団・組長くずれ(昭和45年・東映)」における色っぽい仕草で助けを求め、若山富三郎を罠に落とす演技が強烈な印象として残っております。「プレイガール」劇中での彼女は某探偵事務所に所属する女探偵という設定でしたが、いつのまにか沢たまきを補佐するサブ・リーダー的な立場になっていきました。私が彼女に感じる最大の魅力はお色気たっぷりの仕草と最高の脚線美で、ミニスカ・アクションがウリの「プレイガール」はまさに彼女のためにあるような番組でした。もちろん彼女は期待に応えて素敵なファッションと派手なパンツ見せで大活躍、毎回私の股間を熱くしてくれました。レギュラー・メンバー中では化粧も厚く、やや熟女系ではありますが、最高に好きな女優さんのひとりです。ちなみに彼女は「プレイガール」終了後に結婚、引退されましたが、その彼女が初登場したのが――

第4話青い真珠に手を出すな」:昭和44(1969)年4月28日放送
 監督:山田達雄
 出演:沢たまき、應蘭芳、真理明美、桑原幸子
     八代万智子、万里昌代、岡田真澄 他

 ゲスト出演者の中ではやはり万里昌代に目が行ってしまいます。その彼女のプロフィールは――

万里昌代(ばんりまさよ)
 高校時代からモデルとして活躍し、昭和32年に新東宝から女優としてデビュー、脇役ながら出演2作目の「海女の戦慄(志村敏夫監督/前田通子主演)」ではセミヌードを見せて注目されました。そして彼女の魅力が全開となるのが昭和35年の「女体渦巻島(石井輝男監督)」「怪談海女幽霊(加戸野五郎監督)」「女岩窟王(小野田嘉幹監督)」等々の主演作で、三原葉子と双璧の人気グラマー女優になりました。今見ても日本人離れしたシャープな面立ちとトランジスター・グラマー的なその肉体は最高の輝きで、しかも海女に扮すれば肢体に張り付く濡れた衣装から乳首が浮き出るという刺激的なところでも、どこかしら知的なものが滲み出るというその演技、天然物を強く感じさせる腋毛等々、堪らないものがあります。しかし彼女の真骨頂は新東宝倒産後の昭和36年に大映へ移籍して出演した数々の時代劇における情緒豊かなお色気を漂わせた演技で、例えば勝新太郎主演の「座頭市物語(昭和37年・三隅研次監督)」や「新・悪名(昭和37年・森一生監督)」でのヒロイン像は唯一無二のものがありました。

 さて物語は1億円の真珠を積んだヨットが爆沈し、行方不明の乗組員もいることが判明という発端から、「プレイガール」達が偶然にもそれを目撃していたことで、掛けられていた保険金の調査に乗り出すという展開です。

 八代万智子は「プレイガール」達が乗っていた車が爆破され危機一髪という場面で助け舟的に登場しました。その彼女は劇中で超高性能小型隠しマイクを当り前のように使用、また「プレイガール」の事務所にも自動的にそれを受信する設備があったりして、このあたりは当時流行っていたスパイ活劇物の影響だと思います。

 万里昌代は行方不明の真珠王の妻として登場、艶やかな和服姿、お姫様のようなノースリーブの白いドレス姿に揃いの手袋という華麗な衣装等々で艶っぽく、しかも憂いを漂わせた演技をたっぷりと見せてくれます。

 ストーリーはかなり複雑多岐に展開し、万里昌代の浮気相手の医師、腹違いの弟、真珠を横取りしようとする悪漢が縦横に絡み合い、事件解決には消去法推理までも導入されていて、一度観ただけでは理解不能な点もあります。しかし、それはそれとして、お目当てのエッチ場面を含む「プレイガール」達の活躍を素直に楽しむのが王道かと思います。

 で、その美味しい場面としては、まず真理明美と桑原幸子が、海辺に建つ真珠王の豪邸で万里昌代の行動を見張る時の変装がなんと「アワビ獲りの海女」姿というのが、万里昌代へのリスペクトとして思わずニヤリとさせられてしまいます。ただし失礼ながら色っぽさは足元にも及んでいないのが残念というか、当然というか……。八代万智子はその美しい脚線美をたっぷり堪能させてくれるミニスカ姿で活躍、ややローアングルで見せてくれるそれは最高です。色仕掛けで医師を篭絡しようとする場面も楽しいですが、肝心のパンチラは今回も無し。わずかに沢たまきがアクション場面でチラリとそんな雰囲気を見せてくれる他、ラストシーンでは八代万智子が派手に転倒してくれますが、カメラワークで肝心の部分は画面からカットされていました。しかしこのシーンでは太腿の裏側から尻あたりまで見えているのに、彼女がなんとかパンツを見せまいとして足をクロスさせている演技が流石というか、それなりにグッときました。

 以上にように大人のお色気を愉しむという点では合格ですが、それでも後のエピソードに比べればまだまだおとなしい作りでした。しかし、続けて収録されているエピソード=第6話「女は裸で勝負する」の予告篇を観ると、桑原幸子の入浴シーンで乳首が! ということで次回をお楽しみに。

(2003.08.20 敬称略・続く)