プレイガ〜ル「Premium Collection Box」の世界

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 放送開始から5年半、ついに「プレイガール」にもその日がやってまいりました。最終回……、個人的にはその響きにどこか切なく甘美なものが感じられて、好きです。いったいどういう結末が待っているのでしょうか……。

第287話最終回男見るべからずプレイガール最後の決闘
    :昭和49(1974)年9月30日放送
 監督:島崎喜美男
 出演:沢たまき、八代万智子、浜かおる、西尾三枝子、片山由美子、深田ミミ、渡辺やよい
     八並映子、東三千、大堀早苗、夏樹レナ
     山城新伍、潮健児、原良子、藤山浩二 他

 今回は「プレイガール」達が完全に主役、というのも変ですが、冒頭から彼女達が爆弾やライフル狙撃で襲撃され、それが何故なのかが発端となります。そしてその理由は彼女達がインターポールのパリ本部から招聘され、それを阻止せんがためにマフィアの日本支部が仕組んだ妨害工作という謎解きがあり、ここに「プレイガール」最後の決闘が開始されます。

 以上のような展開ですから、いつもに比べてアクション・シーンが多く、彼女達も次から次へと危機に陥りますが、その都度、助っ人として登場するのが謎の男=山城新伍です。しかし敵も強大ということで、ついに沢たまきと山城新伍が捕らわれたために、今回はメンバー各々が独自の考えで行動する場面が目立ち、それが物語のオチに繋がる伏線になっていきます。つまりそれでメンバーの独立を仄めかしているのという……。

 で、今回の美味しい場面としては、片山由美子、大堀早苗、深田ミミの3人がサウナの浴室に閉じ込められて毒ガス攻撃を受ける場面で、当然彼女たちはバスタオル姿、それで悶え苦しみ、乱れるところはなかなか刺激的、特に大堀早苗は尻のワレメが見えそうで見えないという、チラリズムの極意ともいうべき演技が見事です。またこの3人を罠に掛けた原良子も、もちろんバスタオル姿、しかも八並映子に追われてその姿で屋外へ逃げ出し、車でやって来た悪漢仲間に助けを求めると、ここはお約束として当然射殺され、その瞬間に自らバスタオルを空中に投げ捨てるようにして全裸で道路に倒れます。そしてそこへ通行人が群がってくるところを俯瞰で捉えた映像が強烈でした。ちなみに原良子は当時のテレビ時代劇やサスペンス物で芸者や芸事のお師匠さん、色っぽい上流階級夫人等々がハマリ役だった、ちょっと小山明子に似いてる美人女優でした。

 次に監禁されている沢たまきと山城新伍を天窓から助け出す場面では、「プレイガール」達が自らの衣服を脱いで繋ぎ合わせ、それでも足りずにブラジャーまでも継ぎ足してロープを作るということで、ここは夏樹レナと片山由美子のブラ姿が拝めますが、乳出しが無く物足りませんでした。

 クライマックスの格闘場面では深田ミミと大堀早苗がミニスカで派手なパンツ見せの大サービス、夏樹レナも極小ホットパンツからの長い脚でキックを連発してくれます。また八並映子は得意の体操系のアクションと尻に食い込むベルボトム・ジーンズにケバくてきつい化粧というスケバン・ファッションで大暴れ、そして沢たまきもパンストの雰囲気がじっくり拝める生パン見せと、最終回に相応しい大盤振る舞いでした。

 こうして一件落着した「プレイガール」事務所には、今回の事件に直接タッチしていなかった浜かおる、西尾三枝子、渡辺やよいがやって来て、ここからが本当のクライマックスに入ります。それは沢たまきがメンバー全員にパリ行きを勧め、「プレイガール」は解散することを宣言するところから、彼女達ひとりひとりにランの花を渡す場面です。ここで花を手渡された時のメンバー各々のリアクションが今回のエピソードの本当の見所で、それぞれにとても味のある演技ですが、個人的には深田ミミが「いらないっ」とスネテしまうところがグッときました。ちなみに付属解説書によれば、この部分の演技は全てメンバーのアドリブだったそうで、それを踏まえたうえで観てみると、また違った感慨が湧いてまいります。

 またこの場面ではその場に居ない元メンバー、應蘭芳、真理明美、緑マコ、桑原幸子、范文雀、高毬子、大信田礼子、太田きよみ、宮園純子、戸川昌子が沢たまきの回想としてスチールカットで登場します。ちなみにひし美ゆり子はここでも登場しておらず、その理由は「13」を参照にして下さい。あと、リアルタイムで観ていた時から気になっていたことですが、この場面での片山由美子はジーパンを穿いており、それが股間に食い込んでワレメが分かってしまうような雰囲気なのですが……。気になる方は、各自ご確認下さい。

 ということで、いよいよラストシーン、解散を受け入れた「プレイガール」達が日比谷公園の噴水前に大集合、その後、新宿東口駅前の雑踏を横一列で歩き、みんなが思い思いの方向へ別れていきます。この場面では八代万智子も登場し、沢たまきと印象的な握手をしますが、その後の歩く場面の立ち振る舞いも含めて、彼女には本当に華があると感じるのは、贔屓目でしょうか……。この感傷的で発展的なラストの風景にはブルース・リーの映画の大看板や当時のファッションを着こなした人々、そして街の様子が映し出されており、なかなか貴重で青春の思い出が蘇ってまいります。そしてそれがビル街と空の映像に切り換って「完」の一文字……。

 こうして伝説の人気番組「プレイガール」は全巻の終わりとなりましたが、星の数ほどある物語の最終回としては屈指のラストシーンだったと思います。

(2003.09.18 敬称略・続く)