the rolling stones song chornicled
転石音盤史
1969 part 43

■Let It Bleed (Decca SKL5025:stereo / LK50125:mono ) = UK
■Let It Bleed (London NPS4: stereo) = US
発売日:1969年11月28日(米)
発売日:1969年12月6日(英)
発売日:1970年2月20日(日)
A-1 Gimme Shelter
A-2 Love In Vain
A-3 Country Honk
A-4 Live With Me
A-5 Let It Bleed
B-1 Midnight Rambler
B-2 You Got The Silver
B-3 Monky Man
B-4 You Can't Always Get What You Want
 ハイドパークでのフリーコンサート、2枚目のベスト盤発売を経てブライアン・ジョーンズ時代に一区切りを付けた新生ローリンク・ストーンズは、いよいよ1969年秋から活動を再開します。
 まず10月中旬には3年ぶり、6回目となる北米巡業とニューアルバムの仕上げのためにメンバーがロサンゼルスに集結!
 そして11月7日、コロラド州フォートコリンズからスタートしたコンサートツアーのチケットは、前売りの段階で忽ち全会場売り切れという大盛況でしたが、料金が高すぎるという批判もあったと言われています。しかしストーンズのライブは期待を裏切ること無く、悪魔的に痛快なロックショウを各地で繰り広げたのです。
 さて、このアルバムはそうした熱狂の真っ只中に発売された傑作盤で、収録曲の幾つかは前述したハイドパークコンサートでお披露目されていますし、またシングル盤で発売済みだった楽曲の別バージョン等も含まれていますから、その製作はかなり長期間に渡っていたことが推察されます。そして必然的にブライアン・ジョーンズとミック・テイラーは部分的な参加であり、それゆえに多彩なゲスト陣の活躍も興味深いところでしょう。
 ちなみにそれら曲毎のメンツ構成はジャケット中袋に印刷され、またオマケとしてミック・テイラーが加入したグループ写真のポスターが付けられています。もちろん収録曲の構成が英米共通なのは言わずもがな、しかしイギリスではモノラル盤も発売されています。
 ただしそれはステレオミックスを単にモノラルに落とした感が強く、特段のバランスの違いとか別バージョンの存在を私は確認していません。それでもこのモノラル盤は音圧が高いというか、なかなか骨のあるロック王道の音が楽しめますよ♪ 個人的には愛聴しています。

Gimme Shelter : original stereo-mix
作者:Mick Jagger & Keith Richards
製作:Jimmy Miller
録音:1969年2-7月、ロンドンのオリンピックスタジオ
録音:1969年11月、ハリウッドのエレクトラスタジオ
共演:Nicky Hopkins (p), Jimmy Miller (per), Mary Clayton (vo)
 不安と期待がゴッタ煮となった緊張感溢れるギターのイントロが、まず印象的です。しかしここにはブライアン・ジョーンズもミック・テイラーも参加していませんから、キース・リチャーズひとりだけのギターパートは幾層にも重ねられていますが、若干の弱さは否めません。
 しかしそれを補って余りあるのが、ゲスト参加でミック・ジャガーと対等に熱いゴスペル系ボーカルを聞かせるメリー・クレイトン! この人は黒人女性歌手で、レイ・チャールズのバンドではコーラス隊のレギュラーも務めていた実力派でありながら、当時は下積みでした。ここへの参加は、ハリウッドセッションを手伝っていた録音エンジニアのブルース・ボトニックが推薦したと言われていますが、ここでの熱演が認められ、1970年にはデビューアルバム「ギミー・シェルター (Ode 77001)」を出すことになります。
 もちろんこのパートは北米巡業直前にハリウッドのエレクトラスタジオで仕上げられたものでしょうが、現実的には1972年の北米巡業から、ミック・テイラーの凄まじいギターワークをメインにした定番演目になっていくのでした。
 このアルバム以外の主な収録は以下のとおりです。
●Let It Bleed = CD
●Gimme Shelter (Decca SKL5101 = UK Compilatino 12"LP:stereo)
●Hot Rocks (London PS606/7 = US Compilatino 12"LP x 2)
●Hot Rocks = CD

Love In Vain / むなしき愛 : original stereo-mix
作者:Robert Johnson
製作:Jimmy Miller
録音:1968年5-6月&1969年2-7月、ロンドンのオリンピックスタジオ
共演:Ry Cooder (mandolin)
 久々にブルースの古典に挑戦した演奏で、このアルバムでは最も古くから製作が開始されていた曲です。また、既にこのアルバム発表前のハイドパークコンサートで、ミック・テイラーの素晴らしいスライドギターを全面に出した名演がお披露目されていますから、そのミック・テイラーもブライアン・ジョーンズも参加していないこのバージョンは、些か気抜け気味という印象も否めません。
 しかしゴスペルやカントリーロック、そして南部ソウルの味わいを全面に出して原曲を大胆に改作した仕上がりは、芳醇にして深い味わいがあります。
 そのポイントは、後に明らかになったのですが、まずキース・リチャーズの交友関係から特に親しくしていたグラム・パーソンズ:Gram Parsons という、1968年当時はアメリカの有名バンドだったザ・バーズ:The Byrds のメンバーから受けた影響だと言われています。
 この人は元祖カントリーロックのひとりとして、今では伝説のインターナショナル・サブマリン・バンドを結成し、後に同じエージェントに所属していた前述のザ・バーズへ移籍、サイケポップスからの脱却を図っていたバンドをカントリーロックに導いた才人でした。さらにそこから独立した1969年にはフライング・ブリトー・ブラザースというバンドを作り、よりR&B色が強いカントリーロックを追求していきます。それは後にイーグルスやポコといった所謂ウエストコーストロックの成功にも多大な影響を与えた活動でしたが、残念ながらグラム・パーソンズはドラッグ癖で1973年9月に早世しています。
 で、そのグラム・パーソンズとストーンズの出会いは、1968年に行われたザ・バーズのロンドン公演だったそうですが、幼少時よりC&Wが大好きだったキース・リチャーズは忽ち、その音楽性に共感し、また2人はウマが合う性格だったと思われますから、この時期の曲作りやアレンジにもグラム・パーソンズが関わっていた可能性が大きいと思います。
 実際、この「レット・イット・ブリード」は、その製作時にミック・ジャガーが映画の撮影で多忙でしたし、ブライアン・ジョーンズは心身ともに疲労困憊でほとんど参加しておりませんから、必然的にキース・リチャーズ色が濃い作品でしょう。だからこそ、多彩なゲストが参加しているわけですが、特にアメリカ南部の香りが高い作風は、それが十八番だったグラム・パーソンズの音楽性と重なっていることは、前述したフライング・ブリトー・ブラザースの諸作を聞けば明らかです。なにしろ、後の話になりますが、ストーンズの名曲「Wild Horses」がストーンズよりも早くフライング・ブリトー・ブラザースの演奏によって、世に出ているのですから!
 そしてもうひとり、決して無視出来ないのが、ここでマンドリンを弾いて参加のライ・クーダーの存在です。この人も今ではロックというよりも汎用ミュージックの世界では大御所になっていますが、この頃はアメリカでブルースや民謡、古いジャズや黒人伝承歌を掘り起こしてサイケロックに繋げる活動をしていたようです。しかし当時は全く表舞台でブレイクする事がなく、それでも素晴らしいギターの腕前を高く評価され、スタジオミュージャンとして重宝されていたのです。そして特にストーンズとも関係の深いジャック・ニッチェがライ・クーダーを信頼していたことから、2人はミック・ジャガーの映画「青春の罠:Performance」のサントラ作りの仕事等で1968年〜1969年にかけて何度か渡英し、その流れからストーンズのセッションにも参加していたのです。
 既に述べたように、このアルバムのギターパートはキース・リチャーズがほとんど全てを担当していますが、それ以前の録音に比べて明らかに本人の努力精進が感じられます。例えばこの曲におけるスライドギターは、失礼ながらブライアン・ジョーンズやミック・テイラーの演奏には遠く及びませんが、なかなか捨てがたい、一味違った素朴な味わいが感じられます。で、そういうところが、やはりスライドギターの名人であるライ・クーダーからの影響じゃないでしょうか? というよりも、様々な変則チューニング方法や技巧も含めて、幅広い教えを受けたのだろうと、私は思っています。
 ちなみにライ・クーダーは例の「Honky Tonk Women」も含めて、「ストーンズにはフレーズを盗まれた」と後に語っておりますが、キース・リチャーズには決して悪意があったわけではなく、むしろ無邪気な気持ちで自分の音楽性を高めた結果だったのかもしれません。そのあたりは1972年になって世に出るセッションアルバム「ジャミング・ウィズ・エドワーズ(Rolling Stones COC39100)」でスジを通していますが、それについては後述致します。
 ということで、当時のストーンズの雑食性が見事に表れた名演になっています。ちなみにこの曲を聴くと、和田アキ子のデビュー曲「星空の孤独」を思い出すのは、私だけ……? まあ、そっちは昭和43(1968)年10月の発売ですから、怖ろしき偶然!
 このアルバム以外の主な収録は以下のとおりです。
●Let It Bleed = CD

Country Honk : original stereo-mix
作者:Mick Jagger & Keith Richards
製作:Jimmy Miller
録音:1969年10月、ハリウッドのエレクトラスタジオ
共演:Byron Berline (Fiddle), Nanette Newman(vo)
 「Honky Tonk Women」をカントリー&ウェスタンに変奏した楽しいバージョンです。しかも前述したグラム・パーソンズの人脈からフィドル奏者のバイロン・バーラインが加わっているのですから、決してお遊びで無い本格的な演奏で、控えめながらミック・テイラーのスライドギターもツボを押えて冴えまくり♪
 ちなみにビル・ワイマンは参加していませんが、本来この曲は、こうしたカントリー風味の演奏を想定して作られていたそうですから、結果オーライでしょう。キース・リチャーズが生ギターを弾いていますが、ノリが良くて本当に楽しそうです。
 このアルバム以外の主な収録は以下のとおりです。
●Let It Bleed = CD

Live With Me : original stereo-mix
作者:Mick Jagger & Keith Richards
製作:Jimmy Miller
録音:1969年6月、ロンドンのオリンピックスタジオ
録音:1969年10月、ハリウッドのエレクトラスタジオ
共演:Nicky Hopkins (p), Leon Russell (p,arr), Bobby Keys (ts)
 イントロから蠢くエレキベースはキース・リチャーズが弾いていて、何故かここでもビル・ワイマンが不参加とはいえ、強引にうねるレオン・ラッセルのピアノ、右チャンネルから聞こえてくるミック・テイラーのファンキーなコードカッティングが最高なスワンプロックです。
 そして間奏にはボビー・キースのテナーサックスが熱狂的に咆哮しますから、こうしたノリは後の「Brown Suger」や「Bitch」という名曲・名演に繋がった本家・元祖の輝きがあって痛快です。ちなみに1969年秋からの北米巡業では、ホーンセクション抜きで完全なギターロックに変換したライブバージョンを披露していますが、それもなかなかカッコイイ!
 それと気になるレオン・ラッセルの参加ですが、この人も1960年代初期から白人ポップスの最前線で縁の下の力持ちをやっていたので、黒人音楽から美味しい部分を搾取することには長けていたわけですが、そうして培った人脈と本来の実力は当時の業界で最も頼りにされていたひとりでした。そして次にブームが来るとされていたスワンプロックを逸早く実践していましたから、このあたりの動きは「バングラ・デシ・コンサート始末・第5回」以下を参照願います。ストーンズとの接点もムベなるかなでしょう。、
 このアルバム以外の主な収録は以下のとおりです。
●Let It Bleed = CD

Let It Bleed : original stereo-mix
作者:Mick Jagger & Keith Richards
製作:Jimmy Miller
録音:1969年4〜7月、ロンドンのオリンピックスタジオ
共演:Ian Stewart (p)
 このアルバムタイトル曲は、その曲名からして同時期のビートルズが大ヒットさせた「Let It Be」を否でも連想させられてしまうのですが、もちろん公式にはこちらが先に世に出ています。う〜ん、それにしても「血を流せ」という曲名は、この年7月のブライアン・ジョーンズの死、あるいは12月の「オルタモントの悲劇」がありますから、なかなかエグイものがありますねぇ。実際、歌詞の内容もコカイン中毒とかセックスを超越した人喰い願望とか、アブナイ限り……。
 しかし全体のサウンドは哀愁が滲むスワンピーな傑作に仕上がっていて、私は大好きです。この蒸し暑いのが、かえって心地良いようなアメリカ南部の風、その中で適度に冷えたビールを飲んでいるみたいな気分が最高なんですねぇ〜♪ 歌詞の内容の本当の真実なんて知らないほうが幸せです。このあたりは英語が完璧に分からない日本人に生まれた特権を活かして、曲を楽しみませう。我国だけでシングルカットされたのも、肯けますね。
 ちなみにここでもギターパートはキース・リチャーズの一人舞台ですが、それがイナタイ雰囲気を醸し出している要因でしょうか。緩めスライドギターが良い感じ♪ もしブライアン・ジョーンズだったら殺伐としていたかもしれません。
 またイアン・スチュアートのピアノも味わい深く、チャーリー・ワッツの重たいビートのドラミングも印象的で、全体にホノボノとした演奏を確実に引き締めているようです。
 このアルバム以外の主な収録は以下のとおりです。
●Let It Bleed = CD
●レット・イット・ブリード / ユー・ガット・ザ・シルヴァー (キング TOP-1460 = JP 7"Single)
●More Hot Rocks (London PS262/7 = US Compilatino 12"LP x 2)
●More Hot Rocks = CD

Midnight Rambler : original stereo-mix
作者:Mick Jagger & Keith Richards
製作:Jimmy Miller
録音:1969年2〜3月、ロンドンのオリンピックスタジオ
 今に至るストーンズのステージでは常にハイライト的な演目のオリジナルバージョンが、これです。そしてブライアン・ジョーンズが居たオリジナルのストーンズとしては、ほとんど最後の演奏かもしれません。ただし残念ながら、ブライアン・ジョーンズはパーカッションでの参加で、しかも全体の中に埋没している存在感の無さが……。
 しかし演奏はブルースロックのストーンズ的な展開という、躍動的なリズムの変化が印象的な仕上がりです。ミック・ジャガーのハーモニカも素晴らしいスパイスになっていますし、歌い方の芝居っぽいところや妖しい響きのギターに執拗に絡んでいくあたりは、当にストーンズだけが醸し出せる魅力でしょう。阿吽の呼吸で演奏のテンポを変えていくバンドは、ライブステージで一層鮮やかな見せ場を作り出すのですが、このスタジオバージョンの纏まりに馴染んでおくと、なおさらに楽しさが倍化するはずです。
 まあ、逆に言えば物足りないのも本音なんですが、現実的にも、これが世に出る前のハイドパークコンサートでエグイ名演を残していますから、それに接していたファンにとっては、さもありなんでしょうか……?
 ちなみに個人的には、こういう曲でこそ、ブライアン・ジョーンズのスライドギターが鳴っていたらなぁ……、という思いを打ち消せません。
 それと全体の曲想はブルースやロックンロールを研究した成果と言えますが、実はここでも顕著なのが前述したライ・クーダーの影響力で、それは1972年に世に出た「ジャミング・ウィズ・エドワーズ(Rolling Stones COC39100)」を聞けば納得の世界なのでした。
 このアルバム以外の主な収録は以下のとおりです。
●Let It Bleed = CD

You Got The Silver : original stereo-mix
作者:Mick Jagger & Keith Richards
製作:Jimmy Miller
録音:1968年5-6月、ロンドンのオリンピックスタジオ
共演:Nicky Hopkins (p,org)
 キース・リチャーズが全面的にリードボーカルを披露した最初の曲で、ミック・ジャガーは不参加です。実は「ベガーズ・バンケット」セッション時のアウトテイクなんですが、カントリーロックにジャストミートしたアンプラグド系の演奏は雰囲気最高♪ シミジミとして力強いキース・リチーズの歌いっぷりは憎めませんし、生ギターとエレキスライドの素朴なフィーリングも良い感じです。
 ちなみにこの曲にはミック・ジャガーが歌った有名な海賊盤音源があって、それはもちろん脂っこい仕上がりですから、個人的には大好きなんですが、アルバム全体の流れや雰囲気からすれば、キース・リチャーズのボーカルバージョンで結果オーライだと思います。
 またこの演奏はブライアン・ジョーンズが参加した最後のセッションと言われており、オートハープ:Autoharp という楽器を担当しているクレジットがありますが、??? こんな仕打ちは、なんだかなぁ……。
 このアルバム以外の主な収録は以下のとおりです。
●Let It Bleed = CD
●レット・イット・ブリード / ユー・ガット・ザ・シルヴァー (キング TOP-1460 = JP 7"Single)

Monky Man : original stereo-mix
作者:Mick Jagger & Keith Richards
製作:Jimmy Miller
録音:1969年5-6月、ロンドンのオリンピックスタジオ
共演:Nicky Hopkins (p,), Jimmy Miller (per)
 一応はブルースロックなんですが、美しすぎるミステリアスなピアノのイントロや隠し味的なヴァイブラフォンの響きがあったりする風変わりなアレンジゆえに、このアルバムの流れの中では、ちょっと浮いている曲かもしれません。
 しかしキース・リチャーズの力強いギター、チャーリー・ワッツのアフロ系ドラミング、そしてミック・ジャガーの熱の入った歌いっぷりは素晴らしく、一度虜になるとクセになる隠れ名演でしょう。今聴いても全然古びていないと思います。実際、2002〜2003年のリックス・ツアーでは定番演目に入り、公式ライブ音源も残されているほどです。
 ただしこういう曲こそ、ブライアン・ジョーンズの不参加が悔やまれるところも……。
 このアルバム以外の主な収録は以下のとおりです。
●Let It Bleed = CD

You Can't Always Get What You Want
You Can't Always GethYu/ 無情の世界 (album version) : original stereo-mix
作者:Mick Jagger & Keith Richards
製作:Jimmy Miller
録音:1968年5-6月&1969年3月、ロンドンのオリンピックスタジオ
共演:Jimmy Miller(ds) Rocky Dijon(per) Al Kooper(p,org,frh,vib) Jack Nitzche(arr)
共演:Doris Troy(vo) Madelaine Bell(vo) Nannette Newman(vo) The London Bach Choir
 シングル盤「ホンキー・トンク・ウィメン」のB面に収録されていた既発曲ですが、そっちは短く編集されたバージョンでしたから、これがオリジナルの全長版! もちろんリアルステレオミックスです。
 まずシングルバージョンではカットされていたロンドンバッハ合唱団による、厳かなイントロのコーラスパートが、前曲「Monky Man」の猥雑なブルースロック色を見事に洗い流す、絶妙の場面転換を演出しています。そして生ギターとフレンチホルンに導かれて歌い始めるミック・ジャガーのボーカルも最高ですねぇ〜。クライマックスに向けて、だんだんと熱を帯びていく歌いっぷりは流石だと思います。
 女性コーラスとのコンビネーションも素晴らしく、アル・クーパーのオルガンも効果的♪ ちなみに、ここにはチャーリー・ワッツもブライアン・ジョーンズも参加していませんが、ストーンズのライブでは今日までも人気の定番になっています。
 しかし個人的には、このスタジオバージョンのように、大袈裟なコーラスがあってこその名曲だと思いますし、終盤からはテンポを上げてグイノリのゴスペル大会になっていくところが良いわけでして……。本当に聴いていて気分が高揚してきます。ゴスペルロック万歳!
 このアルバム以外の主な収録は以下のとおりです。
●Let It Bleed = CD
●Hot Rocks (London PS606/7 = US Compilatino 12"LP x 2)
●Hot Rocks = CD


参考文献:「ローリング・ストーズ・クロニクル / マッシモ・ボナンノ著」
参考文献:「ノット・フェイド・アウェイ / ジェフリー・ジュリアーノ著」
参考文献:「Das Weissbuch / Dieter Hoffmann著」
参考文献:「Collector's File / Wilfried Stember著」

(2008.06.04 敬称略・続く)