緊急レポート番外篇

DVD「花と蛇」特典映像


 平成16年6月21日、東映版「花と蛇」のDVDが発売されましたので、早速購入、本篇は劇場で観ていたので、まずは特典映像を観ることに致しました。以下はその内容です。

メイキング(約27分)
〜2分半:撮影初日はオフィスの場面からスタートしたらしく、出番の無い杉本彩と未向(みさき)が見学しに来ているところやスタッフの動き等々を見る事が出来ます。タンゴ調のBGMの使用はやや味の付け過ぎと感じますが、現場の緊張感は良く伝わってきます。
3分目〜:スタジオで竹竿にT字縛りで吊るされ、しかも利尿剤をたっぷり飲まされている杉本彩=静子夫人という場面です。メイキング撮影用のカメラなのでその状況をベタな映像で見る事が出来ます。カットの声の後の彼女の安堵の表情が印象的ですし、縄を解かれた後に彼女の肌に残った縄目の痕が鮮烈です。
7分目〜:未向(みさき)=京子が登場、鬼源役の有末剛と縛りのリハーサル、続いてカメリハから本番へと続く場面を見せてくれます。縛りは彼女が白いパンツ一丁でM字開脚にされ、さらに責められるという、本篇でも見応えがあったところです。彼女への短いインタビューもあり、そこでは石井監督の作品に出たい一心で内容を知らずに監督に会ったというエピソードが披露されました。ちなみに彼女は水着でポーズをつくるのは恥ずかしいけど、芝居での裸は抵抗が無いとか……。
10分25秒目〜:原作者の団鬼六が登場、どうやら撮影現場への陣中見舞いらしく、杉本彩と談笑、そのまま見学しますが、花魁姿の彼女が両脚に縄をかけられ、大股開きのガニ股にされると団鬼六は若干ヒキ気味の談話で「石井さんは凄いね、私も監督やったけど……」云々……。先生、弱気は困りますよ!
12分目〜:ダンスシーン。
15分目〜:十字縛りのリハーサル&遠藤憲一が静子夫人を犯すシーン、さらに野村宏伸へのインタビュー。
19分30秒〜:石橋蓮司が登場、老人の妄執を見事に演じますが、その後に疲れた……と本音が出ます。続くインタビューもなかなか興味深い発言が出ますが、それは観てのお楽しみと致します。
22分目〜:遠藤憲一へのインタビュー、杉本彩の頑張りに感服している様子でした。
24分目〜:撮影最終日の模様から杉本彩と野村宏伸の濡場、杉本彩のシャワー・シーンの様子が描かれています。ちなみにラスト・カットはこのシャワーでおつかれさま〜!

杉本彩「告白」
 約15分間で「挑戦」「石井隆」「革命」「闘い」「セックスレス」「SM」「メッセージ」というテーマを設け、各々について彼女が語ります。
 興味深かったのは、「闘い」というパートで、竹竿を使い両手をT字縛りで吊るされる場面は本当に激痛で指先が痺れ、耐えられなかったので監督に泣きを入れたのに突っぱねられたというお話でした。石井監督は妥協していなかったようです。そこで鬼源役の有末剛と縛り方の研究を重ね、撮影に臨んだとか。それでも本番では1分やっとだったそうで、長回しの石井監督の前には何の役にもたたなかったらしいです。
 その他にもいろいろとお話されているのですが、個人的には???と思った発言もありました。この程度の作品・責めでイイ気持ちになられては困ります。

完成披露試写会舞台挨拶
 平成15(2003)年12月4日に行われた試写会から舞台挨拶の模様です。
 登場するのは和服姿の原作者・団鬼六、石井隆監督、ピンク色のセクシー衣装を纏った杉本彩、野村宏伸、石橋蓮司、未向(みさき)、伊藤洋三郎です。
 各々が挨拶しますが、気になるのはやはり団鬼六のコメントで、自宅に挨拶に来た杉本彩に、石井監督が撮るような狂気を孕んだSM映画にあんたみたいな美人が出たらダメと言ったとか、撮影現場で縛られている彼女を見たら怖くなって帰ろうとしたとか、ドモリながらの関西弁で弱気な発言ばかりでした。さらに今回の作品には腰をぬかしたとも……。いやはや先生、社交辞令としても、こういうお言葉はファンにとっては寂しいですよ。
 で、その石井監督は、原作に出会ったのは中学生の時と告白され、例のボソボソした調子で短く挨拶を終了、杉本彩以下がそれに続きました。

予告篇: これは1分半程度のものです。
キャストデータファイル
スタッフデータファイル
フォトギャラリー
ポスターギャラリー
 以上は静止画像&文字による解説です。
 この他に音声解説として石井隆×杉本彩のトークがついておりました。

 というのが「おまけ」の主な中身です。個人的には団鬼六へのちゃんとしたインタビューとか、あるいは原作者と監督の対談とかが欲しかったところです。また残念ながら映像的にも特にグッとくるものはありませんでした。まあまあなのが、杉本彩の腕に残った縄目の痕くらいでしょうか……。

 あと、以前に出たメイキング作品の「密着写真集・官能遊戯」のネタと若干重なるところもありましたが、率直に言わせてもらえば、2つそろって一人前という印象でした。つまりどちらも中途半端であり、両方揃えなければ満足出来ないようになっているようです。尤もこれは「密着写真集・官能遊戯」を観てしまった者の感想ではありますが。

 それと現在配信中のネット版「花と蛇」での映像はほとんど使われておりません。そのあたりは有料制という部分を大切にしているのでしょう。そしておそらく、いつの日かそのネット版もパッケージ化されるのではないでしょうか……、これを観ているうちに、そう思わずにはいられなくなりました。

(2004.06.21 敬称略)