闇の中の妖精

小川節子の巻


 成人映画がAVにシフトしてしまった現在、新作としてほとんど見ることが出来なくなったジャンルに時代劇ポルノがあります。セット、衣装、メイク、エキストラ等々を考慮すれば無理からぬところですが、そうなると物凄く見たくなるのが人情で、旧作ということになれば、真っ先に名前が浮ぶのが小川節子の一連の日活ロマンポルノ作品だと思います。

 彼女は小柄でグラマーではありませんが、着物が似合う清楚な美人で、初めて彼女の作品を見た時はポルノ女優にこんな人が……、と思った記憶があり、今見返している当時のメモにもそのあたりの事が書いてありました。

 彼女の履歴については勉強不足で良くわからないのですが、デビューは昭和46(1971)年ロマンポルノ第1回作品である「色暦大奥秘話」だと思います。例によってほとんどの作品は名画座等で後追いで見たものばかりですので、リアルタイムでの雰囲気はご容赦願います。


色暦大奥秘話(昭和46年・日活)
監督:林功
出演:小川節子、松井康子、藤めぐみ、森みどり 他

 記念すべき日活ロマンポルノ路線の第1作で、おそらく小川節子のデビュー作ではないかと思います。

 物語は典型的な大奥物で、恋人との仲を裂かれて将軍のお添い寝役となった小川節子が、最後には恋人と二人で江戸を脱出するまでを描いております。
 
 とにかく彼女の可憐な容姿と初々しさが際立った作品で、このあたりはロマンポルノとしても最初の作品ということもあり、どこかぎごちない雰囲気がかえって素人っぽい部分を強調する結果になっているのではないかと思います。それは無理やり着物を脱がされたりする場面に顕著であり、ある種の被虐物に通じる味があるので、その雰囲気が好きな人にはお勧めです。


色暦大奥秘話色暦女浮世絵師(昭和46年・日活)
監督:曾根中生
音楽:J・S・バッハ
出演:小川節子 他

 小川節子の主演第2作は再び時代物です。物語は売れない絵師の妻である彼女が、強姦された事をきっかけに男女の絡みを扱った浮世絵を描いていきますが、その男の顔は強姦犯人の顔で……、という展開です。

 えっち場面ではここでも強姦される時の彼女の演技がたまらない程良く、好き嫌いはあるにしろ、その股間に赤い薔薇を配置するという曾根監督の演出には驚かされました。音楽も時代物にバッハを使うというあたり、今想うといかにもという感じですが、曾根監督は鈴木清順監督の弟子であり、これが第1回監督作品という事であれば、その熱の入り方も頷けるところでした。ちなみにこの作品の隠しテーマは権力者への抵抗であり、浮世絵=ポルノという図式で表わされていると思います。


晴姿おんな絵巻(昭和47年・日活)
監督:林功
出演:小川節子 他

 3本目の主演作も時代物で、小川節子は恋人と結婚直前の女中奉公人を演じております。しかし、その店の主人に犯されたあげくに様々な性戯を仕込まれ、悪いお奉行様に所謂「性奴隷」として献上されてしまいます。このあたりは不条理性に溢れる物語展開で非常にSM的なのですが、それっぽいの責めの場面に期待は禁物です。ただし被虐のヒロインにも通じる
彼女の儚げな美しさはたっぷりと楽しめます

 物語はその後、元奉公していた店が彼女のおかげで勢力を伸ばしますが、肝心のお奉行様が遊びが過ぎて失脚、その店も没落というお定まりの展開となります。そして彼女はそれまで身につけた手練手管で生きていく決意を……、という結末なのですが、この最後の場面におけるやるせなさの中に凛とした彼女の演技がとても良く、生娘として登場した物語の最初の場面との対比が鮮やかです。個人的にはとても好きな作品です。


性盗ねずみ小僧(昭和47年・日活)
監督:曾根中生
脚本:長谷川和彦
出演:小川節子 他

 小川節子が義賊ねずみ小僧の妹を演じたポルノ時代劇、と言いたいところですが、実際は荒唐無稽な作品です。

 物語はアル中気味のねずみ小僧が遠山金四郎、つまり北町奉行の遠山の金さんにノセられて義賊に祭上げられたあげくに獄門に……、という展開でした。曽根監督の演出も時代劇という設定を無視した場面を作ったりして暴走しておりますが、その中でやはり輝くのは小川節子の清楚な痴態でしょうか……。カルト的な名作だと思います。


情炎お七恋唄(昭和47年・日活)
監督:小原宏裕
出演:小川節子 他

 ご存知、「八百屋お七」の物語です。仮祝言をあげた身でありながら、避難先で一目惚れした男に会いたいが為に火を放つというお七の役を見事に演じた小川節子は、幻想的なまでの美しさでした。特に燃え盛る火の中で着物の袖を振り回すキメの場面の狂態は最高で、それがそのまま、SEXにおける快楽の痴態に結びついているような表情と身のこなしは妖艶でした。

 冴えた演出の小原監督はこれが第1回作品です。


薔薇のためいき(昭和47年・日活)
監督:西村昭五郎
出演:小川節子、山科ゆり 他

 小川節子の
初の現代物です。
 物語は男に捨てられた彼女が、受験生であるその男の息子を誘惑し復讐を企みますが……、という展開でした。

 ここでの彼女の
色っぽさは最高で、彼女に誘惑されて断れる男などいるものか、と思わずにはいられませんが、物語では最後に少し悲しい結末があります。個人的にこれも大好きな作品なのですが、ビデオ化されたという記憶がありません。DVD化を決死的に熱望しております。


続・色暦大奥秘話・淫の舞(昭和47年・日活)
監督:林功
出演:小川節子、秋山ゆり 他

 デビュー作と同様の設定による大奥ポルノですが、そこで感じられた製作側のぎごちなさがここでは良い方向にほぐれており、非常に濃密な作品となりました。

 エロ場面では将軍様との絡みはもちろん、女同士のレズ場面がとても良く、ドラマ部分では女達の勢力争いとそれを取り巻く男達の葛藤等々が印象に残っております。気楽に見ているうちに思わず惹き込まれる作品だと思います。

 ちなみにタイトルの「淫」は「みだら」と読ませているようです。


性談牡丹灯篭(昭和47年・日活)
監督:曾根中生
出演:小川節子、林美樹 他

 
怪談ポルノ時代劇の傑作だと思います。姦計に落ちて殺されるも幽霊になって惚れた男に会いに行く旗本の娘を演じた小川節子は、そのまんまこの世のものとは思えぬ妖艶さです。

 また作品全体の映像がとても美しい雰囲気に満ち溢れており、カメラワークも斬新です。そして男女の絡み場面もねっとりと描かれていて、成人映画としは正攻法ではないかもしれませんが曾根監督の演出は素晴らしいと思います。お勧めの作品です。


色暦大奥秘話・刺青百人競べ(昭和47年・日活)
監督:近藤幸彦
出演:小川節子、原英美、青山美代子 他

 大奥ポルノ物ですが、今回はそこに刺青の趣向を盛り込んでおります。

 実は背中に観音様の刺青を施した美しい小川節子のこの映画のポスターだけは当時リアルタイムで見ており、こんな綺麗な人が……、と脳天から股間まで物凄い衝撃を受けた忘れ難い記憶があります。そうです、こういうポスターを当時は街角で見ることが出来たのです。そしてそれが彼女の存在を意識した最初の出来事でした。

 映画そのものはかなり後になって見ることが出来ましたが、大奥で蠢く女達の権謀術数、絡み等々いつに劣らぬ出来だとは思うのですが、作品全体のテンションが個人的には若干低いような気が致しました。それは「美女に刺青」ということで私の猟奇心が長い間異常に膨らんでいた為だと思います。背中の刺青以上に美しい観音様のような小川節子のお姿をたっぷりと拝むことが出来ますので、ご安心下さい。何事も過大な期待は禁物という勉強をさせていただいた作品でした。

 あと、小川節子と刺青比べをする奥女中役で出演した
青山美代子は、これがおそらくデビュー作だと思われますが、負けず劣らずの清楚な美貌と受身的SEX場面がとてもえっちで興奮させられ印象に残りました。


江戸小町・淫の宴(昭和47年・日活)
監督:加藤彰
出演:小川節子、片桐夕子、花柳幻舟 他

 小川節子が徹底的に運命に弄ばれる物語です。

 まず婚約者と義母の密通という裏切りから始まって、浮浪者に犯され川に身投げをしますが、そこを助けられた男に再び犯されます。後半は料理屋の仲居さんや水芸人として働きながらの男遍歴が描かれますが、関係した男はいつも死に別れで、己の宿命を悟った彼女は尼寺へ……、という展開でした。

 このようにあまりにも多くのエピソードを詰め込みすぎてやや落ちつきの無い作品だと思いますが、薄幸の美女はまさに彼女のはまり役です。そしてどのような境遇においても「華」のある立ち振る舞いを見せてくれます。


新・色暦大奥秘話・やわ肌献上(昭和47年・日活)
監督:林功
出演:小川節子、二條朱美、サリー・メイ、青山美代子 他

 第2回「サリー・メイの巻」でも取り上げた大奥ポルノ物ですが、何と小川節子にとってはこの年9本目の主演作で、当時の彼女の人気が伺えると思います。流石にややマンネリを感じさせる部分もありますが、
二條朱美の強烈な存在感とサリー・メイのある種の倒錯性が新鮮な魅力です。もちろん小川節子の輝きは素晴らしく、恥じらいのある狂態とその時の表情等は最近のAV女優さんにぜひ見習っていただきたいと思います。


新・色暦大奥秘話・花吹雪おんな事始め(昭和48年1月・日活)
監督:近藤幸彦
出演:小川節子、二條朱美 他

 正月興行作品としてポスターだけはリアルタイムで眺めることが出来ました。

 それにしても物凄い勢いで作られ続ける小川節子の主演作、それも大奥物は後追いで見た私にはマンネリを感じさせられるところもあったのですが、偉大なるワンパターンというか、それだけ当時の彼女は魅力が絶大で需要と供給のバランスがとれていたのでしょう。製作スケジュールもかなり強行軍だったらしく、2〜3本の作品を同時進行させ、掛け持ちで出演されていた女優さんもいたらしいと、何かのエロ本で読んだ記憶がありますが、当時の熱気を感じるエピソードだと思います。

 で、この作品ですが庶民的な役が得意かなと個人的に思っていた
二條朱美が、素晴らしく艶やかな雰囲気を醸し出していて印象に残っております。これは前作「やわ肌献上」でも感じたことでしたが、主役の小川節子がやや押され気味ではないでしょうか?


実録白川和子・裸の履歴書(昭和48年2月・日活)
監督:曾根中生
出演:白川和子、小川節子、片桐夕子、田中真理、続圭子、宮下順子、山科ゆり 他

 
白川和子引退記念作品ということで、小川節子以下当時の日活ロマンポルノの花形女優さんが多数出演しておりますが顔見世程度であり、本筋は白川和子がロマンポルノに出演するまでをドキュメント風に扱った内容です。

 ちなみにこの作品のポスターは彼女が出演してきた映画のスチールを背景に腋毛を見せつけている艶かしいもので、私は当時リアルタイムでこのポスターだけ見ることが出来たのですが、現在に至る「美女の腋毛フェチ」に惹き込まれる源流となった逸品です。彼女についてはいずれここで取り上げるつもりでおります。


(秘)大奥外伝・尼寺淫の門(昭和48年二月・日活)
監督:藤井克彦
出演:小川節子、林美樹、宮下順子、花柳幻舟 他

 大奥物に尼寺物をプラスした作品です。

 物語は将軍の死去にともない大奥の女達もリストラで尼寺へ行くことになりますが、俗世の煩悩を断ち切れるはずもなく、そこへ迷い込んだ男を貪るという展開でした。それにしても尼寺ポルノはどうしてこうも生臭味が強くなるのでしょうか、これまで清楚な雰囲気だった小川節子までもが何時になく粘っこい演技を見せてくれたのが印象的でした。


無宿人御子神の丈吉・黄昏に閃光が飛んだ
(昭和48年6月・製作:東京映画、配給:東宝)
監督:池広一夫
原作:笹沢左保
出演:原田芳雄、夏八木勲、安田道代、小川節子 他

 原田芳雄主演の股旅任侠物でポルノではありません。

 小川節子は端役ですが、この頃から彼女はこうした一般映画の他にテレビの時代劇や2時間ドラマ等に出演するようになりました。


新・色暦大奥秘話・愛戯お仕込み処(昭和48年6月・日活)
監督:藤井克彦
出演:小川節子、潤ますみ 他

 これまた大奥物ですが、私が初めてリアルタイムで見ることができた小川節子の主演作なので、こんな可憐で清楚な人が……、とかなり興奮させられた記憶があります。

 しかしこの直後、名画座で再上映されていた「
色暦大奥秘話」「晴姿おんな絵巻」等の彼女の初期主演作を見ることが出来たのですが、そこでの初々しい演技と鮮烈さがこの作品では少し薄れているような気が致します。

 ただしお客さんの入りはとても良く、マンネリかもしれませんがこの当時の彼女の人気とプログラム方式による映画の熱気のようなものを今でも懐かしく思い出します。


怨歌情死考・傷だらけの花弁(昭和48年6月・日活)
監督:小原宏裕
出演:小川節子、潤ますみ、続圭子 他

 久々の現代物です。物語は歌手を志して家出した小川節子がイラストレーターの男と共に夢敗れ自殺するまでを描いており、なんとなく上村一夫先生の「同棲時代」のような雰囲気があります。

 こういう設定になると彼女の儚げな魅力が全開となり、個人的にはこういう薄幸の美女を演じる彼女が好きなので、もっと同傾向の作品を見たかったなぁと思います。

 なお未確認で申し訳ありませんが、彼女はこの作品のタイトルと同じ「怨歌情死考・傷だらけの花弁」という歌のレコードを出していたような記憶があります。と、思っていたら平成12(2000)年末に東芝ファミリークラブから通販商品として出された「魅惑のムード/秘宝館」というCD6枚組のボックスセットに収録、復刻されました。これは一言でいえば「津軽海峡冬景色」の世界ですが、彼女の後ろ髪をひかれるような歌唱が大変に味があり、何度聴いても飽きません。詳しくは「偏愛音楽館」に載せてあります。とにかく機会があれば、皆様にはぜひとも聴いていただきたい隠れた昭和の名曲であります。


色情旅行・香港慕情(昭和48年8月・日活)
監督:小沼勝
出演:小川節子、片桐夕子、宮下順子 他

 ロマンポルノ初の海外ロケ作品として大々的に宣伝されていた記憶があります。

 舞台は香港、麻薬組織絡みのアクション物でもちろんエロ場面はたっぷりあります。しかも当時の看板女優3人の共演という豪華版で、小沼監督の演出は往年の「無国籍物」の趣があって楽しめました。

 肝心のえっち場面も三者三様の持ち味が上手く描かれていて、当時マニアの間では「誰が一番えっちだろう……」等の会話が交わされていたそうです。ということで、お徳用な作品です。


大江戸性盗伝・女斬り(昭和48年9月・日活)
監督:藤井克彦
出演:小川節子、梢ひとみ、宮下順子 他

 タイトルどおり時代ポルノ物ですが、ミステリ味がある物語です。あらすじは旗本の妻が浪人者と夫殺しを謀って……、という展開ですが、これはフランスの某作家の作品に似ているような気がしているので、もしかしたら翻案物かもしれません。こうした事はロマンポルノに限らず映画の世界ではよくあることだと思います。

 ここでの小川節子は女の恐さを演じており、また不思議な存在感も見せてくれます。現代物も良いのですがやはり彼女の時代物には抗し難い魅力があることを認識させられた作品です。


大奥秘話・晴姿姫ごと絵巻(昭和49年1月・日活)
監督:林功
出演:小川節子、二條朱美、宮下順子、中島葵 他>

 正月興行作品に相応しい看板女優4人の共演作品で、4人それぞれに見せ場が用意されておりますが、もちろん主役は小川節子で、これだけキャラクターの濃い出演者の中にあってもその可憐で清楚な雰囲気と絡みでの官能美は唯一無二の素晴らしさがあります。

 大奥物ですのでドラマ部分では女達の勢力争いというお約束の展開があり、そこでも4人の演技力の的確さが見事ですし、それを巧みに絡めていく林監督の演出も冴えていると思います。「寅さんシリーズ」と同じで同工異曲でわかってはいるのですが、ついつい惹き込まれてしまう作品です。


子連れ狼「喰代柳生の巻」(昭和49年4月・日本テレビ)
監督:高井牧人
原作:小池一夫
出演:萬屋錦之介、夏八木勲、小川節子 他

 テレビシリーズ「子連れ狼」の中の一本です。もちろん小川節子は単発の出演ですが、ここでは兄の仇として子連れ狼・拝一刀と対決する女武芸者を演じております。

 このシリーズは時代劇でもやや荒唐無稽な演出が人気の要因だったので、ここでも小川節子は黒のブラジャー姿という大サービスな衣装でした。入浴場面や近親相姦的な雰囲気もあったと思いますので、当時のテレビはかなり過激だったんだなぁ、と懐かしく思い出しております。これはDVD化されているので、ご覧いただくことが出来ると思います。


江戸艶笑夜話・蛸と赤貝(昭和49年9月・日活)
監督:藤浦敦
出演:小川節子、ケーシー高峰、柳家かゑる、三遊亭円歌、柳家さん冶、大山節子 他

 
小川節子最後の出演作品で、女盗賊を演じております。

 藤浦監督は新作落語の創作でも有名なので、この物語も喜劇調になっております。落語家も出演しており、ことによると落語に元ネタがあるのかもしれません。

 脇役の
大山節子は後にダンサーとなって人気を集めたクールな雰囲気が持ち味の女優さんで、今でも隠れファンが多いと思います。

 主役の小川節子はここでもとても色っぽく、またドラマ部分の演技も軽妙で新しい味を見せてくれたのですが、残念ながら俳優の高岡健二と結婚のため引退されました。


 ということで、ここまで長々と書いてまいりましたが、以上が私の見た小川節子の出演作品の全てです。他の映画及びテレビ出演作品があるはずなのですが、勉強不足なのでご容赦下さい。例えば結婚相手となった高岡健二と共演した「
女子高生殺人事件(日本テレビ)」は現在まで見ることが出来ないでおります。
 
 それにしても2年足らずの間に19本の主演作品というのは凄い事だと思います。最後に僭越ながら個人的ベスト・ファイブを揚げてみようと思います。
 
 第位:情炎お七恋唄
 第位:性談牡丹灯篭
 第位:晴姿おんな絵巻
 第位:薔薇のためいき
 第位:色情旅行・香港慕情

 選んだ自分が驚くほど大奥物が入っておりませんが、これはあくまでも独断と偏見に基づくものですのでご容赦下さい。
 5位の「香港慕情」は往年の日活アクション物のパロディとしても秀逸で、キザな台詞がたまりません。最近このジャンルにハマっているので……。

 それにしても小川節子の主演作品のビデオ化・DVD化の遅れがなんとも残念でなりません。なにしろここで選んだ作品も手軽に見ることが出来ないのですから……。彼女こそロマンポルノ創世記の大スターであり、絶対に忘れることが許されない女優さんだと思います。
 DVDのコンプリート・ボックスでの復刻は出来ないものでしょうか、日活様。

(2002.02.24 「地下画廊」に掲載 / 2003.08.01 改稿転載)
(敬称略・続く)